キャットフードで毛並みが悪くなったら
猫は綺麗好きで、毎日毛づくろいをするので、毛がボサボサになることはあまりありません。
しかし、与えているキャットフードが原因で毛並みが悪くなることがあります。
なぜ毛並みが悪くなるのでしょうか。
詳しく見て行きましょう。
毛並みが悪くなる原因
タンパク質が足りていない
タンパク質は猫にとって一番必要な栄養素です。
動くためのエネルギー源となり、骨や筋肉を作り、毛艶をよくする効果があります。
タンパク質が足りないキャットフードを与えていると、猫の毛にまで栄養が回りません。
毛に栄養が回らないことが毛並みを悪くする原因となります。
消化不良
猫は肉食動物なので、穀物の消化を苦手としています。
消化し切れない穀物が腸内に溜まることで便秘や下痢になります。
私たちも腸内環境が整っていないと肌荒れするように、猫も腸内環境が整っていないと毛並みが悪くなります。
添加物
添加物も穀物同様、胃腸に負担をかける成分です。
私たちのジャンクフードのようなものなので、毎日食べていると健康に悪く、当然毛並みにも影響してきます。
毛並みが良くなるキャットフードの選び方
高タンパク
高タンパクなキャットフードは、猫の毛並みをよくするのにオススメです。
筆者の猫も、タンパク質60%のキャットフードに変えてから明らかに毛艶や触り心地がよくなりました。
しかし、タンパク質ならなんでもいいわけではありません。
粗悪なタンパク質は逆に毛並みを悪くしてしまうので、動物性タンパク質(肉、魚)が含まれているものを選びましょう。チキン・サーモン・ターキー・マトンなどのように、どんな原材料かわかるようにはっきり書かれているものがオススメです。ミールや副産物と書かれているものは粗悪な肉が使われている可能性があるので、避けたほうがいいです。
無添加、グレインフリー
添加物と穀物が入っていないキャットフードは胃腸に優しく、腸内環境を整えることが出来ます。
毛並みがよくなる他にも、排泄物のニオイや口臭を抑える効果があります。
栄養素がバランスよく配合されている
- EPA、DHA等のオメガ3脂肪酸
- γ-リノレン酸等のオメガ6脂肪酸
- ビオチン、アミノ酸、ビタミンA
上に挙げたものは、毛並みをよくする代表的な成分です。
これらの成分がバランスよく含まれているキャットフードを選ぶことで、猫の毛並みをよくすることが出来ます。
他に考えられる原因
キャットフードの成分に問題がなかった場合、他に考えられる原因はストレスです。
キャットフードを変えたことが猫にとってストレスになっているのかもしれません。
また、水分不足から皮膚が乾燥し、毛並みが悪くなっているケースもあります。
冬場は空気も乾燥するので、特に注意してあげたいですね。
おわりに
キャットフード選びももちろん大切ですが、日頃から飼い主さんがブラッシングをしてあげることも猫の毛並みを保つ秘訣です。
ブラッシングをすることでコミュニケーションをとることも出来ますし、自然と猫と触れ合えるので他の異常にも早く気付くことが出来ます。
猫の毛並みが悪いときは、もしかすると病気のサインかもしれません。
早めに対処することで症状も治療も軽くて済むので、猫の様子をよく観察してあげましょう。